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春殖 るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
秋の夜の会話 さむいね。 ああさむいね。 虫がないてるね。 ああ虫がないてるね。 もうすぐ土の中だね。 土の中はいやだね。 痩せたね。 君もずいぶん痩せたね。 どこがこんなに切ないんだろうね。 腹だろうかね。 腹とったら死ぬだろうね。 死にたかあないね。 さむいね。 ああ虫がないてるね。
死にたまふ母 より短歌六首 みちのくの母の命を一目見ん 一目みんとぞただにいそげる 死に近き母に添ひ寝のしんしんと 遠田(とほだ)のかはず天に聞こゆる 我が母よ死にたまひゆく我が母よ 我(わ)を生まし乳足(ちた)らひし母よ のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて 足乳根(たらちね)の母は死にたまふなり 星のゐる夜ぞらのもとに赤赤と ははそはの母は燃えゆきにけり どくだみも薊(あざみ)の花も焼けゐたり 人葬所(ひとはふりど)の天(あま)明けぬれば
半分愛して 半分愛してください のこりの半分で だまって海を見ていたいのです 半分愛してください のこりの半分で 人生を考えてみたいのです
時には母のない子のように 時には母のない子のように だまって海を見つめていたい 時には母のない子のように ひとりで旅に出てみたい だけど心はすぐかわる 母のない子になったなら だれにも愛を話せない 時には母のない子のように 長い手紙を書いてみたい 時には母のない子のように 大きな声で叫んでみたい だけど心はすぐかわる 母のない子になったなら だれにも愛を話せない